2015年6月20日土曜日

灰汁巻き(あくまき)

先日恩師のご自宅に訪問した際に、出された灰汁巻きという
大変珍しい和菓子をいただいたので、それを紹介したいと思います。


恩師であるF先生は鹿児島県のご出身で、鹿児島にゆかりのある和菓子
灰汁巻きをわざわざ用意してくれました。
もちろん観るのも食べるのも初めてでしたが、味は安倍川餅に似ています。
先生の説明によると、この食べ物は江戸時代の参勤交代のころに主に保存食
として大変重宝されたとのこと。
西郷さんもおそらく灰汁巻きにはお世話になったんじゃないでしょうか。

以下Wikipedia からの引用。
地元では「ちまき)」とも称され、中国に起源がある端午の節句の行事食であることも共通する。しかし、他地方で一般的な青笹の葉で包まれ、糯米粉を用いたちまきとは違い、見た目は台湾のちまきの一種で、三角錐型の「鹼粽(けんそう、キーツァン)」のような茶褐色の竹の皮で包まれている。あくまきの中は鼈甲色のケーシング状で米粒の多少残るである。また、他地方で一般的なちまきや鹼粽のように甘いは入れず、もち米のみである。
鹿児島県でも、種子島屋久島では灰汁に付けたもち米に小豆を入れて葮竹の葉で三角錐型に包む角巻き(つのまき)が作られている[4]。もち米を色が付く程度に灰汁に漬け、葮竹の葉で小さめのおにぎりほどの大きさに巻いて、湯で煮る若しくは蒸したもの。もち米をそのまま葮竹の葉で巻いて、灰汁で煮る方法もある。
また、南さつま市坊津町にも角巻きに似た唐人巻(とじんまっ)があるが、灰汁は使わず、台湾の肉粽(にくちまき、バーツァン)の様に豚肉シイタケなどを使うことが多い[5][4]
これらの食品が近隣にあることは、台湾や中国から伝わってきた製法であることを伺わせる。

ちなみに灰汁を作る際の灰は桜島の火山灰ではないとのこと。(笑)
普通にいろりの灰を使っていたらしいです。
なかなかお目にかかれない食べ物なので、今回ご紹介させていただきました。



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